告発!検察「裏ガネ作り」を読んで

最初は国家機関で裏金というとどうやって作られ、運用されるのか、その仕組みを
知りたいとおもって読んでみました。

本書で紹介されてるのは検察公安での調査活動費名目での裏金作りでした。
手口としては、
1.調査名目をでっちあげる
2.情報提供料を支払う架空の協力者をでっちあげる
3.3万〜5万の情報提供料を支払ったことにして、領収書などの書類を用意する
といったものです。(なんかバイトやってたときに似たようなのを見たことがあるなあ…)

ちなみに著者の三井環氏は収賄などの罪に問われて現在法廷で争っています。
本のタイトルのとおり、三井氏は裏金づくりを大々的に告発しようとしていた矢先に
検察特捜部に逮捕されたそうで、口封じ逮捕といわれています。
本書でいっていることを全面的に信用するなら、検察が裏金作りを隠すため逮捕した
ということです。

こういったスキャンダラスな事件ならマスコミが検察庁を責めるような取り扱いをしても
よさそうなものですが、ぜんぜん騒がれてないですね。わたしも偶然手に取った本で
知ったぐらいですし。マスコミも何かしらの理由があって扱わないんだろうか、などと
かんぐったりしたくなっちゃいます。
http://d.hatena.ne.jp/takaokun/20070115/p1

正義が実行されることを望みます。