料理はエンターテイメント!


別に画像を作ったわけではない・s・
今晩はカレーのルウが残ってたんで、カレー作りやしたw
その途中台所でお香炊いちゃったんですけど、そしたら玉ねぎ炒めてるときの甘い匂いとか、人参の青臭い匂いとかを堪能できずにちょっと(´・ω・`)
自炊すると自分好みの味付け、量、具材、栄養バランスにできるのがいい。
お腹を空かせながら鍋をかき混ぜたりして、食べることを我慢してから食べるご飯は美味しいw
手間がめんどいのが自炊の難点・s・
夏場は傷みやすくて作りおきできるバリエーションが少ないから、秋以降が楽しみすw


読み終わった本〜
長くなるので続くでw


・王妃の離婚/佐藤賢一
15世紀ごろのフランス王と王妃の離婚訴訟がネタの、法廷サスペンス
主人公は頭脳派の弁護士やのに、話全体が冒険物みたいに熱血してましたw
傭兵ピエールとか、どっちかってーと熱い話書く人やからなあ
「結婚すれば、(恋人でなく夫婦になるから)もう男と女であり続ける必要がなくなるんだ。それは悲しむべき堕落だった。」(p.395)
っつー、いわゆる結婚は人生の墓場理論に主人公が納得するあたり、佐藤賢一さんの書く話の人間臭さを堪能できましたw
75点


リリィ・シュシュのすべて/岩井俊二
リリィ・シュシュダンサー・イン・ザ・ダークの区別がつかないぐらいやから、ってことで、一般常識を押さえとく程度に。
ネット小説が原作でいじめをテーマにした電波系、ってゆーと、00年代やとはいて捨てるほどあっ
た気がするwというか、リリィ・シュシュがその草分けやったんかね?w
中学生のいじめってーと、先日の大津の自殺を思い出します。
大津でも証言では教師が黙認していた状態。リリィ・シュシュでも副担任がいじめを容認していた状態。すこし前に読んだ灼熱の小早川さん/田中ロミオってラノベでもモンペに心折られた教師がいじめを黙認状態。
最近の小中学校がどういう学習環境にあるのか、幸いな事にわたしの小中学校はそこまでな状態ではなかったんで上記みたいな状況が理屈では理解できても実在するって実感が持てない。
教育の切れっ端程度に携わる人間としては、教育の現場がどーなってんのか、仕事半分興味半分で見てみたくはあります。
まー民間企業も10年20年前とは労働環境が様変わりですからなあ。
公立学校だなんて閉鎖的な環境がどこまでドロドロに腐ってるか、おぞましくもありますw
65点


グローバル資本主義と日本の選択(岩波ブックレットNo.779)/金子勝橘木俊詔武者陵司
60ページほどの薄い冊子でシンポジウムの内容をまとめた議事録的なもんやけど、内容が濃ゆい濃ゆい
経済学部の教授さんお二人とエコノミストリーマン・ショック後の日本経済の行方を話し合ってますw
バブル前の高度経済成長では、敗戦国だった日本が先進国の技術にタダ乗りしてきた(主に電気・ITでは)。またその時期農村部で一気に人口が増えて、今の東アジア農村部で起こってるような労働力供給が可能だった。
技術って面では今は逆に日本が技術を作る側になったし、国内労働人口の拡大も当面は期待できない、って解釈できる。
他にも生産性の低さ、海外先進国に比べての最低賃金の低さ、実感なき豊かさ、とかとか、いろんな例が内容追っかけるのもやっとって密度でぎっしり詰まってますw
んの中でも一番インパクトあったのが、子どもの貧困。
「ご飯を食べてない子どもがいて、血糖値を上げるために保健室であめや砂糖を配るのだそうです」
他人のフィルターを通してる話なんで鵜呑みにはできませんが、事実は小説より奇なり。あり得るかもなあ。アフリカの飢える子どもたちどころじゃねえよw足元にそういう話があるんかもじゃんw
日本は、どげんかせんといかんのでしょーなー


本はいい現実逃避になりますw